ストレッチが身体に与える効果は次の3つです。
1.筋肉の緊張をやわらげる2.関節の可動範囲を大きくする3.血液循環を促進させる
筋肉は緊張すると、筋肉内を通る血流を外側から圧迫し、血液が滞りやすくなります。
このような状態のとき、ストレッチで筋肉を大きく伸ばしたり縮めたりを繰り返せば、血液の流れがよくなります。
筋肉中の毛細血管はストレッチを行うことにより、血管から心臓へ血液を送り返すポンプの役割を果たし、全身の血流が改善されます。
一人で行うストレッチも正しく行えば十分な効果が得られることができますが、タイ古式マッサージでは、一人は伸ばせない筋肉を二人でゆっくりと伸ばしていきます。そのため「二人でするヨガ」ともいわれます。
肩こりや腰痛は筋肉の過緊張が原因になっているケースが多く、筋肉を伸ばしたり縮めたりを繰り返すことにより、“うっ血”状態が改善され、血行が促進して疲労性物質や老廃物が取り除かれ“コリ”がほぐれていくわけです。
ストレッチが、広範囲の筋肉に働きかけるのに対し、マッサージは局部的に作用します。
たとえばデスクワークのように同じ姿勢を続けることにより、肩や首や腰が広範囲に固まったら、ストレッチで上半身全体の柔軟性を高めます。背中や腰などに硬いコリがある時は、そこをピンポイントでマッサージしてあげます。
ストレッチとマッサージは、組み合わせることにより効果が倍増します。マッサージは血流を促して皮膚や筋肉の温度を上げます。筋肉は温まると伸びやすくなるので、その後にストレッチを行うと効率的に筋肉が伸びるようになります。
タイ古式マッサージで適切な部位の筋肉を適切な方法でアプローチすることより、症状が改善され、再発防止にも役立ちます。
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