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我慢しても痩せない理由…“低カロリー食”が引き起こす食欲暴走の真実

  • 堀川 奨
  • 4月23日
  • 読了時間: 2分

「ゼロカロリーでも太る?」


人工甘味料スクラロースが空腹感と食欲に与える意外な影響✍️


ダイエットや糖質制限の強い味方として人気を集めるゼロカロリー甘味料。その代表格である「スプレンダ」に含まれるスクラロースが、実は空腹感を高め、食べすぎにつながる可能性があるという驚きの研究結果が報告されました。


「甘さがあるのに、カロリーがない」――この“ギャップ”が、実は脳を混乱させているのかもしれません。

スクラロースを摂取すると、体は“甘さ”を感じて「そろそろエネルギーが入ってくるぞ」と準備を始めます。しかし、実際にはカロリーが入ってこないため、脳が「もっと何か食べたい」と指令を出すようになるのです。



脳とホルモンの反応を比較:75人のクロスオーバー試験で見えた真実🧐


研究チームは18〜35歳の男女75人を対象に、砂糖・スクラロース・水をランダムに摂取させ、その前後で脳の活動や空腹感、ホルモンの変化を細かく調査しました。


結果は明らかでした。


スクラロース摂取後:脳の“食欲中枢”とも言える視床下部の血流が増加し、空腹感が有意に上昇


砂糖摂取後:インスリンやGLP-1といった食欲を抑えるホルモンの分泌が促され、逆に視床下部の血流は減少。


水との比較でも:スクラロースは脳の活動を強く刺激していることが確認されました。


さらに、スクラロースは脳の「動機付け」や「報酬系」に関連する領域との結び付きも強めており、「もっと食べたい」という気持ちが増す可能性があるのです。



ゼロカロリーは本当に“ゼロ”なのか?☝️


「ゼロカロリーなら太らない」と安心していた私たちに、この研究は一石を投じました。

特に肥満傾向にある人では、スクラロース摂取によるホルモン反応の差が顕著に出ており、こうした人工甘味料の影響をより強く受けやすい可能性があることも示唆されています。


カロリーを抑えるために選んだ人工甘味料が、実は食欲を刺激してしまっている


その結果、知らず知らずのうちに食べる量が増え、カロリーを抑えるどころか、逆に摂取量が増えてしまうという悪循環に陥ることもあります。人工甘味料が脳に「甘いものが入ってきた」と誤認識させる一方で、実際のエネルギーは入ってこないため、体が「もっと食べろ」と命令を出してしまうのです


甘味料との付き合い方を、今一度見直す時が来ているのかもしれません。


「ゼロカロリー」に隠された“脳と体のズレ”を理解し、自分にとって本当に健康的な選択とは何かを考えることが、これからのヘルシーライフの鍵になるでしょう🌿



 
 
 

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