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食べてないのに痩せない本当の理由 それ、実は体の仕組みのせいかもしれません

  • 堀川 奨
  • 6月16日
  • 読了時間: 3分

こんにちは、みなさん☺️


「こんなに我慢してるのに、なんで体重が減らないの…?」

その気持ち、痛いほどわかります。


でも実はそれ、あなたの意志が弱いわけでも、努力が足りないわけでもありません。

体には、「これ以上痩せさせないぞ!」という防衛本能がちゃんと備わっているんです。


今回は、生理学・栄養学の視点も交えて、「食べていないのに痩せない」原因と対策を一緒に見ていきましょう💁



理由①:「停滞期」は体のホメオスタシス(恒常性)によるもの


ダイエット中に必ずといっていいほど訪れる停滞期(プラトー)

これは、体の持つ「ホメオスタシス(恒常性)」という仕組みが働いているからです。


ホメオスタシスとは、「体の内部環境を一定に保とうとする性質」のこと。

急激な体重減少やエネルギー不足が続くと、体温、血糖値、ホルモンバランスを安定させるために代謝を落とすのです。


つまり、体が「このままだと飢餓状態になるかも…!」と判断して、エネルギー消費をセーブしているんですね。


▼どう乗り越える?


ポイントは、「さらに食べない」ではなく、安心させること


○3食きちんと食べる(特に朝食は体内時計を整えるので重要)


○血糖値を安定させるためにGI値の低い食品(玄米、雑穀、大豆製品など)を選ぶ


○毎日20〜30分の有酸素運動(脂肪代謝を高める)


○無理のない筋トレで筋肉量をキープ


体が「もう飢餓じゃない」と理解すると、再び代謝は正常に戻り、体重も動き出します。



理由②:加齢による基礎代謝の低下と筋肉量の減少💪


加齢により、筋肉量とともに基礎代謝(=何もしなくても消費されるエネルギー量)が減っていくのは避けられない現象です。

○基礎代謝のピークは20代前半

○40代以降は年1%ずつ筋肉が減少するといわれており、代謝もそれに伴い減少します


特に女性は、40代半ばから女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減るため、筋肉がつきにくくなり、脂肪がつきやすくなる傾向も。


▼どう対処する?🤔


代謝を保つために最も効果的なのが筋肉量の維持・増加です。


○たんぱく質は体重1kgあたり1.2〜1.5g/日を目安に摂取(体重50kgなら60〜75g/日)


○肉・魚・大豆製品などを毎食取り入れる


○レジスタンス運動(自重トレーニングや軽い筋トレ)を週2〜3回


筋肉は脂肪の約3倍の代謝を持つ“代謝工場”です。少しずつでも筋肉が増えれば、痩せやすい体に変わっていきます。



ストレスがホルモンバランスを乱し、太りやすくなることも


見落とされがちですが、ストレスもダイエット停滞の大きな原因になります。


ストレスを感じると、「コルチゾール」というホルモンが過剰に分泌されます。これはもともと「ストレスから身を守るホルモン」ですが、分泌過多になると脂肪の蓄積や食欲増進に作用します。


また、自律神経のバランスが崩れれば、消化吸収力が低下したり、睡眠の質が悪くなったりして、結果として代謝も悪くなります。


ストレスとうまく付き合うために🌿

○カロリー制限より「栄養バランス」を意識する

○趣味や散歩など、1日15分の“自分時間”を確保

○完璧主義を手放し、ご褒美も取り入れる

○深い呼吸・瞑想・アロマでリラックス習慣を作る



結論:痩せないのは「頑張りが足りないから」じゃない。体があなたを守っているから。


痩せない原因は、意志の弱さでも、間違った食事でもなく、体のしくみによるもの


それを知った今、「どうして痩せないんだろう」と自分を責めるのではなく、「どうすれば体に安心してもらえるかな」と考えてあげてください。


今の頑張りは、確実に「体の内側」を変えています。

焦らず、諦めず、優しく丁寧に、自分の体と向き合っていきましょう✨


 
 
 

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