糖質制限で逆に太りやすくなる理由、知ってますか?
- 堀川 奨
- 3 日前
- 読了時間: 4分
「糖質を減らせば痩せる」
この考え方、今でもよく聞きますよね。
実際、糖質制限に一度は挑戦したことがある、という方も多いのではないでしょうか。
たしかに、糖質制限は短期間で体重が落ちやすい方法です。
でも、やり方を間違えてしまうと、
○かえって痩せにくくなる
○体調を崩しやすくなる
そんなことも起こりがちです。
今回は、
糖質制限の注意点と
もっとラクに、健康的に痩せる考え方を
分かりやすくまとめました。
よくある糖質制限の食事って?
一般的な糖質制限では、こんな食事になりがちです。
○ご飯・パン・麺類をほとんど食べない
○果物やいも類も避ける
○肉・魚・卵が食事の中心
○カロリーや脂質はあまり気にしない
「我慢は少なそう」と感じるかもしれませんが、
実は体には意外と負担がかかっています。
糖質制限の「良いところ」も知っておこう
糖質制限がここまで広まったのには、ちゃんと理由があります。
○数日〜1週間ほどで体重が落ちやすい
○甘いものや間食が自然と減る
○たんぱく質不足になりにくい
特に、普段からお菓子や糖質を食べすぎていた人は、「体が軽くなった」「調子がいい」と感じることもあります。
でも、気をつけたいデメリットも…
続けていくと、こんな変化が出やすくなります。
○便秘やお腹の張り
○野菜不足による腸内環境の乱れ
○肉や脂っこい料理が増えがち
○疲れやすくなる
体重だけ見ていると気づきにくいですが、
これらは体のバランスが崩れてきているサインでもあります。
「思ったほど痩せない…」のはなぜ?
最初に減るのは脂肪じゃなく水分
糖質制限を始めてすぐ体重が落ちるのは、
体にたまっていた水分が抜ける影響が大きいと言われています。
そのため、
少し糖質を戻しただけで体重も戻りやすく、
「リバウンドした…」と感じてしまうことも。
筋肉が落ちると、逆に痩せにくくなる
糖質を極端に減らすと、
体はエネルギー不足になり、筋肉を分解して補おうとします。
筋肉が減ると、
○基礎代謝が下がる
○同じ量を食べても太りやすくなる
という、あまりうれしくない状態に…。
肉中心の食事は体重増加につながることも
糖質を避ける分、
どうしても肉の量が増えがちですが、
研究では肉の摂りすぎと体重増加の関連も指摘されています。
毎食たっぷりお肉、という習慣には注意が必要です。
【ここが大事】糖質は「敵」じゃない
ぜひ知っておいてほしいのは、
糖質そのものが悪いわけではないということ。
糖質は、
○脳や体を動かす大切なエネルギー
○筋肉を守る役割
を持っています。
問題なのは、
「量が多すぎること」
「精製された糖質ばかりになること」。
無理なく痩せるための、シンプルなコツ
糖質制限の代わりに、
こんな考え方がおすすめです。
① 糖質は「減らす」より「選ぶ」
○白米 → 量を少なめに
○菓子パン・砂糖 → 控えめに
○主食は1食こぶし1つ分くらい
② 肉だけでなく、植物性食品もプラス
○野菜
○豆類
○海藻・きのこ
これらは腸内環境を整えて、
太りにくい体づくりをサポートしてくれます。
③ 脂質は「質」を意識する
○揚げ物・加工食品は控えめに
○魚、ナッツ、オリーブオイルなどを適量
脂をゼロにする必要はありません。
選び方が大切です。
④ 体重より「体調」をチェック
○便通はどうか
○疲れやすくなっていないか
○イライラしていないか
体重が減っていても、体調がイマイチなら見直しのサインです。
まとめ:極端な制限より「続けられる食事」
糖質制限は、
短期的な体重変化には向いていても、
長く続けるほどデメリットが出やすい方法です。
本当に大切なのは、
○極端に減らさない
○バランスよく食べる
○無理なく続ける
この3つ。
「痩せるための食事」は、
健康を犠牲にする食事であってはいけません。





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