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飲みすぎ注意!コーヒーでぼんやりする日がくるなんて

  • 堀川 奨
  • 11 分前
  • 読了時間: 4分

すっきりのはずが、なぜかぼんやり?


実はコーヒーの飲み過ぎが原因かも🫣


朝の始まりに、仕事の合間に、ちょっと一息つきたいときに。

コーヒーは「すっきりしたいときの味方」として、私たちの日常に欠かせない存在ですよね。


でも

「飲んでいるのに、なんだか最近ぼんやりする」

「頭が冴えるはずが、むしろ集中できない」


そんな違和感を感じたこと、ありませんか?


実はそれ、コーヒーの飲み過ぎタイミングのズレが原因かもしれません。



コーヒーが健康に良いってほんと?🤔


はい、本当です。

コーヒーの健康効果は、科学的にも数多く報告されています。ポイントは、2つの代表成分。


1. カフェイン(Caffeine)


中枢神経を刺激して、眠気を抑えたり集中力を高めたりする働きがあります。

カフェインはアデノシン受容体という、眠気を感じさせる脳内物質の働きをブロックすることで覚醒作用をもたらします。

また、交感神経を刺激するため、脂肪分解や運動能力の向上にも関与しています。


2. クロロゲン酸(Chlorogenic acid)


コーヒーに多く含まれるポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持ちます。

活性酸素を除去して、細胞の老化や生活習慣病のリスクを軽減することが期待されています。また、腸内のビフィズス菌を増やすなど、プレバイオティクス的な働きも研究されています。


さらに、定期的に適量のコーヒーを摂取している人は、心疾患、2型糖尿病、パーキンソン病、一部のがん(肝臓がんや大腸がんなど)の発症リスクが低下するという疫学的研究もあります。



「飲みすぎ」が逆効果になる理由


コーヒー=健康、と思いがちですが、量を間違えると逆効果に。


カフェインの過剰摂取は、次のような不調を招く可能性があります


○動悸・不眠・焦燥感

○血圧の上昇

○カフェイン離脱症状(頭痛・倦怠感・集中力の低下)

○睡眠の質の低下(深いノンレム睡眠の減少)


体内でカフェインが代謝・排出されるには約6~8時間かかります。そのため夕方以降の摂取は、睡眠の質を大きく損なうことがあるのです。


また、「朝コーヒーを飲まないと頭が働かない…」と感じるなら、すでにカフェイン依存の兆候が出ているかもしれません。


体に優しい、コーヒーとの付き合い方🌿


1. 1日の適量は“2~3杯”まで


WHOや日本の食品安全委員会では、1日あたりのカフェイン摂取量は300~400mgまでが適量とされています。

ドリップコーヒー1杯(約150ml)でおよそ80~100mgのカフェインが含まれているため、2~3杯を目安にしましょう。


2. 飲むタイミングが重要


朝食後〜昼前:自然な覚醒リズムと重なるので効果的


集中したい30分前:効果のピークが出やすい


昼寝の直前:コーヒーナップ(15~20分の仮眠)は眠気を一掃できます


運動前:脂肪の代謝促進やパフォーマンス向上にも


※コーヒーの飲用が体内のコルチゾール(覚醒ホルモン)分泌のピークと重なると、カフェイン耐性がつきやすくなるとも言われています。朝イチより、朝食後〜10時台が狙い目です。



こんな人は飲み方に注意!


妊婦さん・授乳中の方:カフェインの代謝が遅くなるため、1日200mg以下(約1~2杯)を目安に。特に妊娠後期は注意。


胃が弱い方:コーヒーは胃酸分泌を促すため、空腹時や朝イチは避け、ミルクで中和を。


鉄欠乏性貧血の方:タンニンが鉄分の吸収を妨げます。食後30分〜1時間ほど空けて飲みましょう。


カフェイン感受性が高い方:体質によっては不眠や動悸が出ることも。デカフェ(カフェインレス)を選ぶと安心です。



コーヒーを“薬”のように飲む時代へ✨


コーヒーはただの嗜好品ではありません。

成分を理解し、体調・生活リズムに合わせた飲み方をすれば、まるで“日常のサプリ”のように私たちを助けてくれる存在になります。


「なんだか頭が重い」

「コーヒーが効かなくなってきた気がする」

そんなサインが出ていたら、少し飲み方を見直してみてくださいね。


あなたの1杯が、毎日をちょっとだけ軽く、健やかにしてくれるはずです。


 
 
 

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